子どもの時から詩を書くのが趣味でしたが、大人になってあっという間に日が過ぎて、そんなことも忘れていました。また、詩を書いてみようと思いました
種 の ひ み つ
種をまきませんか?
私は小さな種をまきました
小さな頃は種をまくことが好きでした
大きくなってから種をまかなくなって
種をまくことがこわくなりました
私のまいた種は育ってくれるのだろうかと
私のまいた種は花を咲かせてくれるのでしょうかと
先が見えないから
とても不安でした
種のひみつが隠れたりしていました
小さな頃は何も考えなかったのに
今はよく考えるようになりました
でもね
先なんて考えなくていいよね まく前に考えなくていいよね
信じてまいてみないと始まらないから
まいてから心配しましょう
小さな頃は考えなかった
大きくなったから考えた
どうして種をまくんだろう
種のひみつのことも
今日種をまきました
小さな小さな種をまきました
花 の 一言
花たちが並んで歌うことができた頃
この季節も花たちもとてもきれいでした
今は道路の端で花が咲いている
車に踏まれそうになりながら
でも花は言いました
『好きだよ』
今でもこの季節が好きだって
そして
今日少しでも君が気に留めてくれた
それだけで本当に幸せなんだって
本当はみんなそうなんでしょう?
少しでも目を向けられたら
少しでも優しくされたら
幸せだって思うんだって
都会の中でも小さな優しさで
人を助けることができるんだって
私に教えてくれました
小 声 詩
そばにあったから 手にしてみたんだ
こんなにそばになかったら
きっと手にしてなかっただろう
それぐらいの気持ちだった
遠くに行ってから
もっと 大切に思えてくる
もっと 近くにって思えてくる
そんな意地悪な気持ち 悲しいな
あの頃と今とこれからと大切にしていこう
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