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新聞の集金ってどんな仕事?

毎月25日になれば全国一斉にカブなどのミニバイクや自転車に乗り、カバンを肩から斜め掛けした人々を見かけるようになる。それは、新聞の集金人の仕事始めの日。新聞の集金を12年ほど続けている自分が、これからこの仕事をしようかなと考えている方、毎月来られる集金の方はどんな人なんだろう?と興味のある方に向けて書いてみようと思います。

目次

給料は?

私は当初1件あたり140円の計算でした。平地(住宅地)であれば1時間当たり20件から30件ほど回収できるので時給2,800円~4,200円の計算になります。(結構いいですね!)団地が多いので階段手当を頂いていた時期もありました。現在は入金額の4%が給料になっています。

数字を例に挙げてみると

新聞代は現在約5,000円なので、200件だと入金額は約100万円となり
入金額の4%である4万円が給料となります。

時間帯

基本的に新聞を購読されている方で手集金の方は、ほとんどがご高齢の世帯です。ご高齢の方は、午前中は買い物や病院でお出かけが多いので在宅率が高いのは正午以降になります。それで大抵は14時から20時に行っています。14時から暗くなるまでが住宅街、暗くなってから20時までは団地がメインです。団地は電気が付いているかで在宅が分かるので効率が良いです。それぞれの家で、一番ご都合の良い時間帯が分かってくるのでそれに合わせて計画&訪問します。

期間

販売店から領収書を頂けるのは25日か26日ですが、25日に行くとせっかく会えても「まだ用意ができていない」と言われることがあり、二度手間になるので一回でもそう言われたお宅は26日~28日に伺うようにしています。25日になれば天気予報と雨雲レーダーを要チェックです。

お客様によって都合の良い日がまちまちなので、できる限り合わせるならスムーズに進んでいきます。


例えば

28日まで、28日以降、30日指定、翌月木曜17時半、翌月の1日18時以降、翌月2日、翌月6日、翌月日曜10時、年金支給日以降2か月に一回集金などです、、、(かなり複雑ですね)

でも、単にお金を集めるのではなく「1カ月購読していただきありがとうございました」というお礼のあいさつに伺っているようなものなので、お客様の気持ちを考えて進めていきます。

イメージとしては26日から30日にほとんどが終わり、翌月1日以降はまだ会えていない方+翌月指定の方を回りほとんど回り終わったと思ったら、店に領収書の控え、伝票(領収書発行額、入金額、残証などが計算されている)を提出し数日後に給料が振り込まれるという流れです。

お客様によっては、展覧会のチケットなどを欲しいと言われる方もおられたり、新聞の配達の仕方などのクレームも頂くことがあるので、丁重にお聞きし忘れずに販売店に報告します。きちんと連絡してくれるので助かると店長さんに感謝されたことがありました。自分も学生時代朝夕刊の配達をしていたので、配達員さんや折り込みスタッフのしてくれた仕事への感謝の気持ちも忘れないようにしています。

大変なこと

自前のバイクを使っているので、時々バイクの修理やメンテナンスに費用がかかること。会えないと何度も訪問しないといけなくなる。お釣りの計算を暗算でしないといけない。釣銭の準備が必要。

良いこと

基本的に拘束時間はないので、自分のペースで仕事ができる。ほとんどのお客さんから感謝してもらえる。自分の仕事によって、販売店のみんなに役立っているという達成感がある。

まとめ

自分のペースで黙々と作業を続けるのが得意な方、人と会話するのが苦ではない方は向いている仕事だと思います。特に、お客さんから「ありがとう」と言われると力になります。冬は寒いし、夏は暑く、団地は階段がしんどい時もありますが、四季を体で感じながらたくさんの人に出会うことができるのでお勧めの仕事です。

これをご覧になって、やってみようと思われたかもしれません。販売店によって条件がかなり違うと思いますので、十分確認したうえで始めてください。

 

 

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